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初心者向けFX入門:お金の基礎知識【2019年7月版】

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まずこちらの記事では、FXや投資のお話をする前提となる「お金」に関する基礎知識について解説していきたいと思います。知っていて損は無い知識ですので是非いろいろ勉強してみてください。

日本では、あまり「投資」や「お金」に関する教育というものを受ける機会がありません。当然学校では教えてくれませんし、なんらかのきっかけで勉強しようと思わない限りなかなかこういった知識を勉強する機会に恵まれないというのが日本の現実です。でも、人生においては「お金」は必ず必要になるモノですし、お金に関する知識が無ければ損をしてしまう、というシチュエーションもとても多いと思います。

老後2,000万円問題

最近は「老後2000万円問題」という話題がありましたよね。これは、

金融庁の「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」の内容が6月に出てきたのですが、その中で「老後に2000万円が必要」と会ったことに対して、国民?が怒り、炎上したわけです・・・

これに対する批判として、「2000万円を準備しろというのか!」「年金払ってるのに年金だけで生活できないなんて詐欺だ!」といったような声が上がっていますが、これはハッキリ言って、「お金」の知識が無い人が的外れな批判をしているだけです。

そもそも「年金」というものは投資ではなく”保険”です。

うっかり怪我や病気になってしまったときに困らないように健康保険に入っていますよね。病院に行っても高額の費用を払わなくて済むように毎月保険料を払っているのです。
年金も、うっかり長生きしてしまった場合に備えるための「保険」です。

投資じゃないので、そもそも元を取るとか取らないとか、そういう次元の話ではありません。今年は病気にならなくて保険証使わなかった!まったく元が取れない!もう保険はいらない!自分で貯めて病気に備える!という人はあまりいませんよね。自分で貯めるだけでリスクに備えることができるのであれば保険なんて不要です。

「年金なんて払わなくていい、自分でなんとかする」

と言う人は、おそらくしっかりとシミュレーションをしたことが無い人です。冷静に考え、シミュレーションをしてみると「年金」無しでは老後の生活は成り立ちません。(よっぽどのお金持ちを除いて)
また、「年金」だけでも老後の生活は成り立ちません。自分で備える部分も必要です。

このような感じに、何も考えず感覚だけで話をするのはとても危険です。最低限の知識を勉強し、しっかりと自分で考えるということはとても大切。

今回、FXという投資にチャレンジするにあたっても、やはりその前提となる知識はとても大事です。それらの知識をベースに、自分でよく考えて投資にチャレンジしていってください。なにも考えずに「FXは危険だしなー」とか「FXは一攫千金ねらえるしなー」とか言ってるのはとても危険ですよ。

 

”通貨”(お金)とは何か?

通貨とは、流している幣という意味で、簡単に言えば、お金のことです。通貨は国ごとに異なっており、 円、ドル、ユーロなど、様々な通貨があります。

為替レート

為替レートとは、自国通貨と外国通貨の交換比率のこと。
例えば「ドル円のレートは現在、1ドル120円で取引されています」といった表現をテレビや新聞等でよく耳にすると思いますが、例えばこの場合は、“1ドルを買う場合に120円が必要”という事になります。

為替レート

為替レートは常に変動しています。買い手が多い場合は相場が上昇し、売り手が多い場合には相場が下落します。
通貨の取引は、株式などと同じく、買い手と売り手それぞれが買いたい価格・売りたい価格を提示する方式をとっています。

上記例だと、売り手と買い手の希望額が一致していませんので、いつまでたっても約定しません。現実では、売り手または買い手のどちらかが譲歩することにより、売買が成立します。

通貨コード

通貨コード(ISO 4217)は、ISO(国際標準化機構International Organization for Standardization)で制定された、各国の通貨の名前を3文字のコードで記述できるようにするためのものです。最初の2文字は国名コードで、残りの1文字は通貨のイニシャルです。FXをやる場合、かならずこの通貨コードを使って通貨をあらわしますので、覚えておきましょう。

下記は通貨コードの一例です。

通貨コード

国名・通貨名称

USD

アメリカ ドル

GBP

イギリス ポンド

CNY

中国 元 (※)

KRW

韓国 ウォン

ZAR

南アフリカ ランド

CAD

カナダ ドル

HKD

香港 ドル

★ウォンも元も日本の円も、マカオのパタカも、もともとは「圓」という漢字が起源です。
★人民元をRMBと表記することもありますが、これは通貨コードではなく、「人民幣」の中国語読み "renminbi" を略したものです。

円高・円安

円安とは、ドル・ユーロなどの諸外国通貨に対して円の価値が低くなることです。円高はその逆です。

1ドルが100円で買えていたのに、今は120円必要になった。
⇒円の価値が低くなった。円安。

1ドルが120円で買えていたのに、今は110円で買えるようになった。
⇒円の価値が高くなった。円高

※円高・円安のメリット/デメリットの一例
<円安>輸出に有利。海外にものを売りやすくなる。外貨建てで取引している場合、外貨を円に変える場合により多くの円に換金できるため輸出企業の利益が大きくなる。 海外預金やFXなどで外貨を保持していた場合、円安になった分だけ利益が増える。
<円高>輸入に有利。原材料や外国製品を安く買うことができる。海外旅行にいく場合も円高のほうが両替時に多くの外貨を得ることができて有利。

仲値(TTM : Telegraphic Transfer Middle rate)

仲値(なかね)とは、外貨取引の際の基準レートのこと。刻一刻と動く為替レートを、取引のたびに確認する事は煩雑なため、どこかのタイミングでその日の取引レートを決めてしまう制度です。大きな変動が無い限り、当日中はそのレートが適用されます。

例えば1ドル120円の時、銀行に行って両替を頼んだ場合に、1ドル120円で両替してくれる訳ではありません。
⇒両替の際には、為替手数料が含まれたレートが適用される。

TTS(Telegraphic Transfer Selling)=電信売相場 銀行が顧客に対して外貨を売る(「円」を「外貨」に交換するとき)のレート。
TTB(Telegraphic Transfer Buying)=電信買相場 銀行が顧客に対して外貨を買い取る(「外貨」を「円」に交換するとき)のレート

 

通貨に限らず取引には必ず「売る人」と「買う人」が存在します。

為替レートとは通貨を売りたい人と買いたい人が双方納得して成立した価格のことです。基本的には、売りたい人が多いと価格は安くなり、逆に買いたい人が多くなった場合は為替レート高くなります。

ニュース等では「1ドル110円30銭~60銭」といった感じで、為替レートについて幅を持たせて報道されることが多いと思いますが、これは1ドルを買いたい人の価格は110円30銭で、売りたい人の価格は110円60銭、ということです。この差額を「スプレッド」と呼びます。
このスプレッドが銀行や取引所、FX会社の手数料となります。

FXの特徴として、

売値と買値の差(スプレッドと言う)がとても小さい

という点が挙げられます。この差が小さいので、毎日のように売り買いしても利益を確保することが可能になります。

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